脱毛サロンの開業準備は、コンセプトを決めることから始まります。この記事では、コンセプトが必要な理由、作り方の3つの問い、失敗しやすいコンセプトの例を、私たちのサロンの実例とあわせて紹介します。
なぜコンセプトを作るのか
答えはひとことで言うと、お客様にあなたのサロンを選んでもらうためです。
脱毛サロンは年々増え、多くのお客様がいくつかの店を比べてから来店します。そして何かしらの理由で1つを選びます。その「選ぶ理由」とサロンのコンセプトが一致したとき、来店につながります。
コンセプトがないということは、選ばれる決め手がないということです。そうなると、値段で比べられて安売りするしかなくなります。
コンセプトはサロンの「戦略」
コンセプトは、このあとのすべてのステップの土台になります。
どれもコンセプトに合わせて決めていきます。だからコンセプトは、ただのキャッチコピーではなく戦略です。
コンセプトを作る3つの問い
次の3つの問いに答えながら、コンセプトを1つに絞り込みます。
- 他の店と違うか:近くの脱毛サロンと同じことを言っていないか
- 違う理由と根拠があるか:なぜそう言えるのか、裏付けになる経験や設備があるか
- 本当にお客様が求めているか:自分がやりたいことではなく、地域のお客様が必要としているか
あれもこれも入れるとぼやけてしまい、お客様が次の人にあなたのサロンを説明できなくなります。1つに絞ることが大切です。
実例:「子どもが安心して通える脱毛サロン」
私たちのサロンは、郊外で「子どもが安心して通える脱毛サロン」というコンセプトを掲げています。
- 都会まで出かけにくい子どもの世代は、大手のサロンが取りこぼしている
- 親の世代は、若いころに脱毛できなかった人が多い。だから子どもにはさせてあげたいと考える
- 一部位だけの手頃なメニューを入口にすると、子どもと一緒に親も試しに来る
- 子どもが大人になったとき、全身脱毛で戻ってきてくれる
こうして、地域の家族ぐるみで通ってもらえるサロンを目指しています。
ほかにも、私たちが立ち上げを支えたサロンでは、車社会の地域で「仕事が終わってから来られるサロン」というコンセプトを立てました。都会から帰ってくるのが20時以降になる会社員にとって、遅い時間がいちばん来やすい時間だったからです。
失敗しやすいコンセプト
次のようなコンセプトは、ダメというわけではありませんが、地域をよく調べてから慎重に決めましょう。
- 隠れ家サロン:隠れていると、見つけてもらえません。集客にお金と手間がかかります。
- 地域で一番安い店:スタッフを雇ったら赤字になる値段では、長く続けられません。
- 郊外のメンズ専門サロン:ベッドタウンでは、男性だけでは商圏が小さすぎることがあります。
私たちはメンズ専門、レディース専門、男女両方のすべての形で店を運営してきました。その中で、郊外でいちばん成果が出やすかったのは男女両方を受け付ける形でした。
開業前に必要なのは「経営」の力
開業を考える方の多くは、脱毛の技術を心配します。もちろん技術も大切です。ただ、新しい店に最初のお客様を呼ぶために必要なのは、お金の管理と集客、つまり経営の力です。
- 新規のお客様に選ばれるには:経営の力
- リピートや紹介で選ばれ続けるには:脱毛の技術
コンセプト作りは、経営の力のいちばん最初の仕事です。
まとめ
- コンセプトは「お客様に選んでもらう理由」であり、物件・脱毛機・価格・集客を決める戦略です。
- 「他と違うか」「理由と根拠があるか」「本当に求められているか」の3つの問いで、1つに絞り込みます。
- 隠れ家・最安値・郊外のメンズ専門は、地域を調べてから慎重に。
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