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「国産脱毛機」とは?3つの種類と見分け方

脱毛機 公開 更新

「国産の脱毛機だと聞いて買ったのに、調べたら海外で作られていた」。私たちには、こうした相談が届くことがあります。この記事では、「国産」という言葉の意味と、国産をうたう脱毛機の3つの種類、そして買う前にできる見分け方を説明します。

「国産」と表示できる基準

商品の原産国の表示は、景品表示法にもとづくルール(「商品の原産国に関する不当な表示」)で決められています。消費者庁の説明では、原産国とはその商品の内容に実質的な変更をもたらす行為が行われた国のことです。

つまり、部品や材料がどこで作られたかではなく、「どこで中身が実質的に変わる作業をしたか」で原産国が決まります。どこまでの作業が「実質的な変更」にあたるかは商品によって違い、脱毛機についての細かな線引きは、私たちが外から断定できるものではありません。

ここで大事なのは、「国産」という言葉だけでは、どの工程を日本でしたのかまではわからないということです。国産にこだわるなら、言葉ではなく作り方を確かめる必要があります。

国産をうたう脱毛機は3種類

国産とうたっている脱毛機も、作り方で次の3つに分けられます。

  1. 海外で作られた完成品・半完成品を輸入し、一部の部品や最後の工程だけ国内で行うもの
  2. 国内の製造工場(OEM)に製造を依頼したもの
  3. 自社工場で一から組み立てたもの

それぞれの特徴を見ていきましょう。

1. 海外の完成品・半完成品を国内で仕上げたもの

海外で作られた完成品を国内で仕上げる脱毛機のイメージ

私たちが相談を受ける中では、このタイプがとても多いと感じています。

よいところは、安く作れることです。ただし、販売価格が安いとは限りません。広告費をかけている脱毛機は、高い値段で売られていることもあります。

気をつけたいところは、故障したときの対応です。国内に生産ラインがないため、部品がすぐに手に入らず、修理に時間がかかることがあります。どの部品が悪いのかを国内で判断できず、まとめて新品に交換するような修理になりがちです。

私たちに届く相談で多いのは「修理費が高すぎる」というものです。2024年に講座でお話しした例では、「修理1回70万円が年に2回」「点検だけで30万円」という相談もありました。

2. 国内のOEM工場で作られたもの

OEMとは、製造を専門にする会社が、別の会社のブランドの製品を作ることです(日本語では「相手先ブランド製造」)。

1つのOEM工場が複数のメーカーへ脱毛機を納品するイメージ

国内に脱毛機の生産ラインを持つ工場は多くありません。そのため、違うブランドの脱毛機が、実は同じ工場で作られていることもあります。メーカーの多くは、自社工場ではなく製造工場に依頼して作っています。

よいところ

  • 国内に製造している工場があるので、故障したときの対応が早い。
  • 自社工場を持つ会社と同じようなアフターサポートを受けられることが多い。

気をつけたいところ

  • 間に入る会社が増えるほど、それぞれが利益を乗せるので、価格が高くなりやすい。

3. 自社工場で一から組み立てたもの

自社工場での組み立てのイメージ

自社工場で一から組み立てている会社は、私たちが知る限りほんの一握りです。

よいところ

  • アフターサポートが手厚い:部品がそろっていて、どの部品が悪いかがわかるので、交換が最小限で済み、対応も早くなります。
  • ノウハウがたまっている:ほかのブランドの脱毛機も製造していれば、そのぶん現場からの声も集まり、改良に生かせます。
  • 品質の割に価格を抑えやすい:販売までの間に入る会社が少ないからです。

脱毛機のメーカーとは長い付き合いになる

脱毛機は、買って終わりではありません。ランプ交換や点検、修理で、メーカーとは何年も付き合います。もしメーカーがランプ交換やメンテナンスを続けられなくなると、脱毛機を買い替えるしかなくなります。

本体価格だけでなく、買ったあとの費用や対応も含めて比べましょう。ランプ交換の費用は脱毛機のランニングコストで説明しています。

本当に国産かを見分ける3つの方法

1. 電源の仕様を確認する

日本の一般的なコンセントは100Vです。日本で一から作る脱毛機なら、100Vに合わせて作ることが多いはずです。200V仕様の場合は、海外仕様のまま販売されている可能性があります。もちろん200Vだから海外製と決まるわけではないので、確認の材料の一つとして考えてください。

2. 海外のメーカーのサイトを見てみる

日本で「国産」として売られている脱毛機と同じ見た目の機械が、海外メーカーのサイトに載っていることがあります。気になる機械があれば、写真で調べてみるのも一つの方法です。

3. 工場を見せてもらえるか聞く

いちばん確実なのは、工場を見せてもらえるかです。工場の住所をGoogleマップで調べると、製造ができるとは思えない小さな事務所だった、ということもあります。

私たちも、自社サロンで使う脱毛機を選ぶときは、工場見学まで行って確かめました。一度ご自身の目で確かめることをおすすめします。

問い合わせのときに聞いておきたいこと

工場見学の前に、電話やメールで次のことを聞いておくと、比べやすくなります。

  • どの工程を、どこの工場で行っているか
  • 故障したとき、どこで修理するか。部品は国内にそろっているか
  • 修理や点検の費用の目安はいくらか
  • ランプ交換やメンテナンスを、何年先まで続けられる体制か

はっきり答えてもらえるメーカーなら、買ったあとも安心して相談できます。

部品の見方もあわせて知りたい方は効果の高い脱毛機の選び方を、開業の流れの中での脱毛機選びは開業ステップ3をご覧ください。

まとめ

  • 原産国は「商品の内容に実質的な変更をもたらす行為が行われた国」です。「国産」という言葉だけでは作り方まではわかりません。
  • 国産をうたう脱毛機は、①海外製を国内で仕上げたもの、②国内のOEM工場で作ったもの、③自社工場で一から組み立てたもの、の3種類に分けられます。
  • 修理や部品交換の対応まで考えると、③の自社工場で組み立てる会社が安心です。
  • 見分け方は、電源の仕様、海外メーカーのサイト、そして工場を見せてもらえるか。いちばん確実なのは工場見学です。

参考

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