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脱毛機のランニングコスト|ランプ交換とショット単価

脱毛機 公開 更新

業務用脱毛機は、買ったあともお金がかかります。中心になるのはランプの交換費用です。この記事では、ランプ交換が必要な理由、メーカーによって交換時期が違う理由、そして1回の施術あたりのランプ代の計算方法を説明します。

脱毛機のコストは2種類

脱毛機のコストは、大きく2つに分かれます。

  1. イニシャルコスト(初期費用):脱毛機の購入費用です。金額は機種や付いているハンドピースの数などで大きく変わるので、必ず複数のメーカーから見積もりを取って比べましょう。
  2. ランニングコスト(続けてかかる費用):主にランプの交換費用です。

施術で使うジェルもランニングコストですが、金額は小さいのでここでは省きます。ジェルについては脱毛ジェルはあり・なしでどう違う?をご覧ください。

脱毛機の購入に補助金を使えるかどうかは、補助金ガイドをご覧ください。

なぜランプ交換が必要なのか

ランプ交換が必要な理由

ランプは、使えば使うほど消耗します。消耗すると、次のようなことが起きます。

  • 出力が落ちる
  • 肌トラブルのリスクが高まる

交換しないまま営業を続けると、お客様から「全然効果を感じない」「施術のあと肌が赤くなってきた」といった声が出かねません。効果と安全を守るために、ランプ交換は必要です。

交換までに打てる回数(発数)や交換費用は、機種によって大きく違います。購入前に、必ず各メーカーに確認してください。

メーカーで交換時期が違う3つの理由

ランプの交換時期が違う理由

1. ランプの品質が違う

ランプを作るメーカーはたくさんあり、品質もさまざまです。品質の高いランプなら長く使え、品質の低いランプやコピー品は早めの交換が必要になります。

脱毛効果にいちばん直結する部品もランプです。脱毛機を選ぶときは、どこのランプを使っているかを確かめることをおすすめします。部品の見方は効果の高い脱毛機の選び方で説明しています。

2. メーカーの売り方(ビジネスモデル)が違う

ハンドピースの中には、本体とは別の小さな記憶装置(EEPROM)が入っています。ここで、打った発数やパルス幅、エラーなどを管理しています。

たとえば、私たちが自社サロンで使っている脱毛機は、最大50万発でランプ交換です(2022年時点)。この記憶装置で、50万1,000発に達すると止まるように設定されています。

逆に言うと、交換までの発数はメーカーが設定で決めているということです。品質の高いランプなのに、交換までの発数がとても少なく設定されている場合は、交換の費用で利益を出す売り方になっている可能性もあります。

購入前に「なぜこの発数で交換なのか」「交換のときにランプそのものを替えるのか」を聞いておくと安心です。

3. 出力の強さが違う

強い出力で打つと、弱い出力より早くランプが消耗します。「100万発使える」とうたう脱毛機でも、高出力モードでは交換までの発数が少なくなる、と小さく書かれていることがあります。

ここで、光脱毛の2つの打ち方を簡単に整理します。

  • IPL方式:強い光を、同じ場所に往復せずに当てる。
  • SHR方式:弱い光を、同じ場所に何度も往復させて当てる。

意外と知られていませんが、どちらも光を出すのは同じ種類のランプです。SHR方式は弱い光なのでランプの消耗が遅く、交換までの発数が多く設定されていることがよくあります。毛が黒くて太い方が多い日本では、私たちはIPL方式のほうが効果を出しやすいと考えています。

ランニングコストの計算方法

ランニングコストの計算

業務用脱毛機のランニングコストは、よく「1ショットあたり◯円」で表されます。これをショット単価と呼びます。ショット単価は、機種と交換までの発数によって変わります。

計算はかんたんです。

ショット単価 = ランプ交換費用 ÷ 交換までの発数

交換費用が同じなら、交換までの発数が多い機種ほどショット単価は安くなります。

ショット単価が安い=ランニングコストが安い、とは限らない

ここでよくある勘違いがあります。ショット単価が安くても、1回の施術でたくさん打つなら、ランプ代は高くなります。

交換までの発数が多い脱毛機は、弱い光で3〜4往復するSHR方式であることが多いです。往復する分、打つ回数は往復しない脱毛機の何倍にもなります。

たとえば、全身脱毛1回で打つ回数を比べてみます。

ショット単価 全身1回で打つ回数 全身1回のランプ代
往復しない脱毛機 1とする 1とする 1
3往復する脱毛機 半分 6倍(行きと帰りで6回) 3倍

ショット単価が半分でも、同じ場所に6回当てるなら、1回の施術のランプ代は3倍になります。

このように、ショット単価 × 1回のショット数 × 同じ部位に当てる回数で、お客様1人あたりのランプ代(原価)が出せます。メニューの値段を決めるときの考え方は、開業ステップ4:料金の決め方も参考にしてください。

購入前にメーカーへ聞いておきたいこと

ランニングコストは、買ったあとに毎年かかり続けます。購入前に、次のことを聞いておきましょう。

  • ランプ交換の費用はいくらか
  • 交換までの発数は何発か。出力を上げたときも同じか
  • 1回の全身脱毛で、だいたい何ショット打つか(往復して当てる方式か)
  • 交換のときは、ランプそのものを新しくするのか
  • ランプ以外に、定期的に交換や点検が必要な部品はあるか。その費用はいくらか

これらがわかれば、お客様1人あたりの原価と、1年間にかかるおおよその費用を出せます。本体価格が安くても、ランニングコストが高ければ、長い目で見ると負担は大きくなります。本体価格とランニングコストを合わせて比べることが大切です。

まとめ

  • ランプは消耗品なので、効果と安全のために交換が必要です。
  • 交換までの発数や費用はメーカーによって違います。違いが出る理由は「ランプの品質」「メーカーの売り方」「出力の強さ」の3つです。
  • ショット単価は「交換費用 ÷ 交換までの発数」で出せます。
  • ショット単価だけで比べず、1回の施術で何ショット打つかまで含めて原価を計算しましょう。
  • 本体価格・交換費用・発数は機種によって変わります。購入前に必ず最新の条件を確認してください。

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